
今週は・・・
Google が Vibe coding 環境を強化してきました。
OpenAI は「相談相手としてのAI」の改善しました。
Anthropic は東京にオフィスを開設しました。
Google AI Studioの新しいログとデータセット機能
GoogleがGoogle AI Studioに新しいログとデータセット機能を導入しました。この機能は、開発者がAI出力の品質を評価し、より自信を持ってアプリケーションを構築できるよう支援します。

最近、AI Studio での機能拡張が続いています。
この先、何もかもが、
ローカル環境での開発から、オンライン開発環境へ推移していく、、、そんな雰囲気すら感じます。
1. 簡単なセットアップ(コード変更不要)
- AI Studioダッシュボードで「ログを有効にする」をクリックするだけ
- 課金が有効なプロジェクトのすべてのGenerateContent API呼び出しを自動追跡
- 成功・失敗に関わらず、ユーザーインタラクション履歴を自動記録
2. 効果的なデバッグとモニタリング
- レスポンスコードの表示とステータスによるフィルタリング
- 入力、出力、APIツール使用状況などの詳細なログ属性を確認可能
- ユーザーからの苦情を特定のモデルインタラクションまで追跡可能
3. データセットのエクスポートと活用
- ログをCSVまたはJSONL形式のデータセットとしてエクスポート
- プロンプトの改善、パフォーマンス追跡に使用可能
- Gemini Batch APIを使用したバッチ評価が可能
- 本番環境へのデプロイ前に変更をテスト可能
4. Googleへのフィードバック共有(オプション)
- 特定のデータセットをGoogleと共有可能
- 共有データはGoogleの製品・サービス改善、モデルのトレーニングに使用
日付: 2025-10-31
カテゴリ: Developers, AI
ソース: New tools in Google AI Studio to explore, debug and share logs
NotebookLMのチャット:強力で目標志向のAI研究パートナー
GoogleはNotebookLMを根本的により賢く、より強力にするアップデートを展開しています。
1. より深い洞察と明確な回答
- 自然な会話の実現: Geminiの100万トークンのコンテキストウィンドウを全プランで利用可能にし、大規模なドキュメントコレクションの分析性能を大幅に向上
- 会話履歴の拡張: マルチターン会話の容量を6倍以上に増加し、長時間の対話でもより一貫性のある関連性の高い結果を提供
- 深い洞察: 初期プロンプトを超えて複数の角度から自動的にソースを探索し、より微妙な回答を統合
- 会話履歴の保存: セッションを閉じても会話履歴が自動保存され、後で再開可能。共有ノートブックでも個人のチャットはプライベート
2. 目標設定によるチャットのカスタマイズ
全ユーザーが利用可能な新機能として、特定の目標、声、役割を採用するようチャットをカスタマイズできます。例:
- PhD候補生として扱う(厳格な研究アドバイザー)
- リードマーケティング戦略家として行動
- 3つの異なる視点から分析(学術的、創造的、懐疑的)
- テキストベースシミュレーションのゲームマスターとして機能
日付: 2025-10-30
カテゴリ: Gemini Models, Google Labs, AI
ソース: Chat in NotebookLM: A powerful, goal-focused AI research partner
ラテンアメリカでAIを活用してより安全なデジタル未来を構築する11のスタートアップ
Googleは、ラテンアメリカにおける初の「Google for Startups Accelerator: AI for Cybersecurity」プログラムに選ばれた11のスタートアップを発表しました。

Google が認めたサービス。
どんなサービスなのでしょうか。
選出された11社
11カ国からの競争率の高い応募の中から、ブラジル、チリ、コロンビア、メキシコの企業が選ばれました:
- Blue Lock AI (チリ) – AI搭載の高度な脅威検出と自動応答
- Damch (ブラジル) – データガバナンスと安全な通信の強化
- Delta Protect (メキシコ) – シンプルでスケーラブルなサイバーセキュリティソリューション
- EcoTrust (ブラジル) – サイバーリスクを信頼できる対応に変換する統合プラットフォーム
- GuardionAI (ブラジル) – AIエージェントシステムを保護するセキュリティプラットフォーム
- Hackmetrix (メキシコ) – 中小企業向けのワンストップセキュリティ・コンプライアンスプラットフォーム
- hunterstack.io (ブラジル) – ISO 27001やSOC 2などの認証取得を最大3倍高速化
- Krixo (コロンビア) – 認証情報の漏洩と攻撃面のリスクを自動検出
- NESS (コロンビア) – ラテンアメリカと米国企業向けの監視・サイバーセキュリティプラットフォーム
- Rainforest Technologies (ブラジル) – 詐欺検出からアプリケーションセキュリティまでを統合したインテリジェントプラットフォーム
- Unxpose (ブラジル) – スタートアップ向けのAI搭載サイバーセキュリティツール
日付: 2025-10-29
カテゴリ: Entrepreneurs, Safety & Security, AI
ソース: Meet the 11 startups using AI to build a safer digital future in Latin America
Google Beamが軍人家族を支援するためにUSOと協力
Googleは、米国の現役軍人が長期派遣中に家族と離れて過ごす際の距離を縮めるため、United Service Organizations(USO)と提携し、Google Beamを活用したパイロットプログラムを開始します。

Google Beam というものを初めて知りました。
コンセプトは “Be there from anywhere” ということで、どこにいても、すぐ横にいるような感覚を実現する、、、ということですね。
- Google Beamの導入: 来年から米国内外のUSOセンターに、AIを活用した3D映像通信プラットフォーム「Google Beam」を導入予定
- 目的: 派遣中の軍人が家族との重要な瞬間や節目を共有できるよう支援
- 家族の誕生日祝い
- 子どもへの読み聞かせなど、同じ部屋にいるような臨場感のある体験を提供
- USOとの協力: 80年以上にわたり軍人コミュニティの福祉を支援してきたUSOとの協力により、軍人家族の絆を強化
日付: 2025-10-28
カテゴリ: AI
ソース: Google Beam is working with the USO to support military families.
Google AI Studioにおけるバイブコーディングの導入
Googleは、Google AI Studioに新しいAI駆動の「バイブコーディング」体験を導入しました。この機能により、開発者はAPIキーの管理やモデルの統合に悩むことなく、プロンプトから数分で動作するAIアプリを作成できるようになります。
1. プロンプトからAIアプリへの即座の変換
- 単一のプロンプトから、複数のモデルやAPIを組み合わせたマルチモーダルアプリを自動生成
- Veoでの動画生成、Nano Bananaでの画像編集、Google検索を使った執筆アプリなど、複雑な機能を簡単に実装可能
- 「I’m Feeling Lucky」ボタンでアイデアのヒントを取得
2. インスピレーションの提供
- リニューアルされたApp Galleryで、Geminiの可能性を視覚的に探索
- アプリのビルド中に、Geminiが生成するコンテキスト対応のアイデアを表示する「ブレインストーミング読み込み画面」
3. 直感的なアプリ編集
- 新しい「アノテーションモード」により、アプリの一部をハイライトして変更を指示するだけで修正可能
- 「このボタンを青にして」「このカードのスタイルを変更」など、自然な対話で編集
4. 中断のない開発体験
- 無料枠を使い切った場合でも、独自のAPIキーを追加して作業を継続可能
- 無料枠が更新されると自動的に切り替わる
この更新により、Googleは開発者だけでなく、コーディング経験のない人々にもAIアプリ開発の門戸を開き、アイデアから実装までの障壁を大幅に下げることを目指しています。
日付: 2025-10-27
カテゴリ: Developers, AI
ソース: Introducing vibe coding in Google AI Studio
Gemini CLI用Julesエクステンショ ンの紹介 – Google Developers Blog
Googleは2025年10月29日、Gemini CLI用の新しい拡張機能「Jules extension」を発表しました。この拡張機能は、開発者のコーディングワークフローを効率化する自律的なアシスタントです。

Gemini Cli と GitHub と Jules が組み合わさった?!
Claude code on the web が発表されたばかりですが、今度は Google です。
キャラクターの見た目も似てます。タコ?
連携ワークフロー
- Gemini CLI: ターミナル上で能動的に作業するための協力者・オーケストレーター
- Jules: バックグラウンドで動作する自律的なサイドキック。仮想マシン(VM)上でコードのクローン、依存関係のインストール、ファイルの修正を実行
Julesに委託できるタスク
- 非同期タスク: Gemini CLIから直接、独立して作業を指示
- バックグラウンドでのバグ修正: 複数のバグ修正をJulesに割り当て、並行して他の作業を実施
- 新しいブランチでの変更: GitHub上の問題に対処後、変更を新しいブランチに送信

